ブルートレインの縮小は会社の都合な面も捨て切れませんね。
1990年代中盤から、ブルートレインに対してJR各社は投資をほとんど行っていません。増収に向けて活動している雰囲気も無く、淡々と廃止縮小が続いているだけです。
285系とE26系が新造されましたが、どちらも人気を保っているのに、拡大する方向には動いていません。特にE26系は勿体無いですね。
要するに、多客時に寝台特急を増発すること自体が非効率なんでしょう。新幹線のほうがたくさんお金を落としていきますし、高速バス対策にはムーンライトと相場が決まっています。新造された2形式も、全て新幹線と重複しない区間の列車です。
東北縦貫線計画による田町縮小などは東京口の客車列車消滅を前提にしてますし、東北・北海道・九州・北陸新幹線開業による平行在来線分離などもあり、すでに寝台特急を復活させる気力はJRには無さそうです。
まあ札幌まで全通した暁には、寝台新幹線も期待したい所ですけど(笑)